アイマス統計

THE IDOLM@STERを対象とした統計を行い,情報を発信しております。

第9回シンデレラガール総選挙の順位を統計的に見てみる

アイマスを愛するプロデューサーの皆様および統計沼に沈まれている皆様。

紅木弘です。

 

 
遅ればせながらではございますが,第9回シンデレラガール総選挙およびボイスアイドルオーディションお疲れ様でした。

今回は私も今までよりちょっとだけガチになって選挙活動および投票券集めをしましたので,投票期間終了から結果発表までの1週間は気が気でなかったですし,結果を見たときには今まで以上に興奮しました。

興奮冷めやらぬのは事実ですが少し冷静になりましたので,次回総選挙への思いも込めながら,第9回総選挙の結果を統計的アプローチに基づいて見てみたいと思います。

 

全体推定

票数とアクティブユーザー数

図1に公表された票数を用いて,過去の記事と同様に投票数の近似モデルを示します。

 

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図1 総選挙投票数推定


なお,同図は過去の記事と同様に

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の累乗近似で近似しており,第9回総選挙の係数は,a = 15629297,b = -0.467 としています。
また,図2に図1の推定モデルから推定した総投票数を示します。

 

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図2 総選挙推定総投票数

 

これらの図より,第9回総選挙の推定総票数は約4億6千万票と前回の総選挙と比べ,約5.23倍も総票数が増えたことが予想されます。

ただし,この結果は当然と言えば当然のことです。

図3に1アカウントが無料で入手できる票数(無課金票),図4に1アカウントが課金により入手できる票数(課金票),図5に1アカウントが入手できる合計票数を示します。

 

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図3 1アカウントあたりの最大無課金
 

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図4 1アカウントあたりの最大課金票
 

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図5 1アカウントあたりの最大投票可能数

 
なお,第1回から4回については無課金票が2~3票であり,1アカウントあたりの票数に制限がないため省略しております。

また,これらの図において第6回総選挙の課金票については調査できなかったため,空欄としています(情報提供求めます)

加えて,図6に各ゲームのイベント参加者から導出した,総選挙時におけるアクティブユーザー数を示します。

 

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図6 各コンテンツの推定アクティブユーザー数

 

なお,これらの値は総選挙期間中に行われた各イベントのアクティブユーザー数の平均値から導出しております。

これらの結果より,

であることがわかります。

すなわち,アクティブユーザー数は減少しているが,それ以上に1アカウントあたりの投票数が大幅に増えたことを意味します。

特に,デレステ無課金票・課金票モバマスとほぼ同票数へと大幅に増加した点は無視できません。

これは,アクティブユーザー数の差も考えれば,

第9回シンデレラガール総選挙はデレステで人気のあるアイドルが順位も上の方に行く。

という仮定を置かざるおえない。もっと言えば,総選挙におけるデレステの影響力がモバマスと逆転した。と言えるくらいの影響があったと考えられます。

 

得票率

では,私が票数よりも重要と考えている得票率はどうなっているのでしょうか。

図7に,図1および図2から導出した,第9回シンデレラガール総選挙の推定得票率を示します。

 

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図7 第9回シンデレラガール総選挙推定得票率

 
また,図8に各総選挙における1位から6位までの推定得票率を示します。

 

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図8 各総選挙における1位~6位の推定得票率

 

これらの図より,

  • 1位から6位の推定得票率は,第5回総選挙からそれぞれ3.5%,2.5%,2.1%,1.8%,1.6%,1.5%程度の値から変動していない。
  • 全体の約18.8%の票数をTop10が占めており,ランキング圏外となった51位以降の得票率は50%を超えている。

ことがわかります。

とくに,第5回以降のTop5が総票数が増加しても得票率の差はほとんどないことはとても意味があることと考えます。

今回の総選挙はボイスアイドルオーディションとの同時開催であり,これまでの総選挙にあった中間発表がないことや前述のように票数の大幅な増加したことなど,これまでの総選挙とは異なる点がいくつもありました。

にもかかわらず得票率には変化がない。

これは言い換えれば,
総票数さえ推定できれば,シンデレラガール(1位)になるためには何票必要であるかを推定することができる。

ことを意味します。総票数の3.5%,もっと言えば3.0%あればシンデレラガールになる確率が極めて高いと言い切ることができるのです。

すなわち,次回以降の総選挙においてTwitterなどのSNS企画として「○○票あつめて△△をシンデレラガールにしよう!」といったようなことをする選挙活動が可能となるのです。

これは,票を集めるという意味において,極めて有効な方法となり得るのではないでしょうか。

もちろん,総票数をどうやって推定するのかという問題はありますが,1アカウントあたりの最大票数とアクティブユーザー数から推定する方法を現在検討中です。

いずれにせよ,得票率3.5%という値は今後の総選挙の重要な指標となると考えております。

 

Top10のアイドルの推移

次に,第9回総選挙Top10のアイドル達の順位変動や平均順位などを見てみたいと思います。ですが,その前に1つだけ,

今回の総選挙はCVが既にあるアイドル達の総選挙であった。

ということを否定することができないことだけ先に述べさせていただきます。

 

第9回総選挙はCV有りアイドル総選挙

今回の総選挙においてTop50入りしたアイドル達の内,総選挙が始まる前の段階でCVがついていないアイドルは

  • 辻野 あかり
  • 工藤 忍
  • 浅利 七海

の3人しかいません。

図9に各総選挙開始段階でCVがついていたアイドルとついていなかったアイドルの50位(第1回のみ30位)に入っていた人数を示します。

 

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図9 各総選挙におけるCV有りアイドルとCVなしアイドルのランキング入り人数


これらの結果より,CVの実装速度やアイドルの追加人数などの影響もありますが,第9回総選挙はこれまでの総選挙と比べあきらかにCVがついていないアイドルが50位以内に入っていないことがわかります。

これは,今回の総選挙がボイスアイドルオーディションとの同時開催であったことが最大の理由だと考えられます。

つまり,これまでの総選挙では総選挙だけがユーザー側がCVを実装する順番をある程度操作できる唯一のものであったのに対して,今回の総選挙はボイスアイドルオーディションというそれ専用のものが追加され,CVのついていないアイドルを担当されているプロデューサー方のほとんどは,そちらに注力したと考えられます。

しかしながら,前回の総選挙で12位だった工藤忍や14位の浅利七海といった,ボイスアイドルオーディションの情報が公開されていなかったときに私が予想したときには総選挙上位だったアイドル達が,事実上のCV付きアイドル総選挙であった今回の総選挙においてランキング入りしたことはさすがというべきでしょう。

また,辻野あかりについては選挙前からニコニコ動画などの動画配信サイトで話題となるなど,比較的話題となりやすかったことがランキング入りの理由の1つであると考えられます。

では,なぜ今回の総選挙は事実上のCV付きアイドル総選挙だったのでしょうか。

理由の1つとして,前述したモバマスデレステの総選挙における影響の割合が変わったことが理由の1つと考えられます。

もっと言えば,楽曲の有無です。

これについては,Top10のアイドル達について見た後でお話しします。

 

第1位:北条加蓮

 

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図10 北条加蓮の総選挙順位

 

 平均順位:11.8位(1~8回) → 10.6位(1~9回)
中央値順位:9.0位(1~8回) → 8.0位(1~9回)

改めまして,北条加蓮Pの皆様おめでとうございます。

私の予想としましても,今回のシンデレラガールは北条加蓮と思っていましたので,詳細は過去の記事を読んでいただくとして,

彼女については,次回の総選挙順位が非常に興味深い点だと考えております。

図11から図13に,過去の総選挙でシンデレラガールになったアイドル達の順位を示します。

 

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図11 第1代~第3代シンデレラガール総選挙順位
 

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図12 第4代~第6代シンデレラガール総選挙順位

 

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図13 第7代~第9代シンデレラガール総選挙順位

 

 これらの図より,1人例外はいますが(彼女については後述します),シンデレラガールになったアイドル達はシンデレラガールになった次回の総選挙において順位を大幅に落とす傾向にあります。

特に,初代シンデレラガールである十時愛梨や4代目シンデレラガールの塩見周子はシンデレラガールになった後に圏外になることもめずらしくありません。

また,シンデレラガールになるまでは平均順位が9.3位と3番目に高かった安部菜々でさえ,シンデレラガールになった次の総選挙では初の圏外となりました。

別の面から見れば,シンデレラガールになったアイドルのシンデレラガールになった後の総選挙順位は,シンデレラガールという大きな目標を達成した後にも投票を続けるプロデューサーの多さを示す指標。選挙っぽく言えば,組織票の多さを示す指標となりうると考えております。

したがって,北条加蓮の次回総選挙順位は彼女の本来の人気を示す指標になると考えており,その順位にとても興味があります。

 

第2位:鷺沢文香

 

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図14 鷺沢文香の総選挙順位

 

平均順位:9.0位(1~8回) → 8.0位(1~9回)
中央値順位:8.5位(1~8回) → 7.0位(1~9回)

強い。総選挙に強いアイドル代表と言っても過言ではないでしょう。

にもかかわらず,彼女がなかなかシンデレラガールになれないのは過去の記事でお話ししましたように,タイプ部門で1位になった経験がないことが理由の1つではないかと考えております。
しかしながら,北条加蓮がシンデレラガールになったことにより,前述したシンデレラガールの傾向を見れば,次回総選挙という点では彼女はCool部門で1位と言うことも可能です。このため,彼女が次回総選挙でシンデレラガールになる可能性は十分に高いのではないでしょうか。

 

第3位:一ノ瀬志希

 

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図15 一ノ瀬志希の総選挙順位

 

平均順位:23.5位(1~8回) → 20.6位(1~9回)
中央値順位:22.5位(1~8回) → 6位(1~9回)

第4回で5位となり,CVがついた後,シンデレラガール総選挙がモバマスデレステ同時開催になった第7回からめきめきと順位を上げてきた彼女が3位。

別の言い方をすれば,モバマスのユーザーよりも,デレステのユーザーに人気のあるアイドルの代表ではないかと考えております。

統計的に見れば,今回の3位により,中央値順位が大幅に上がったアイドルであり,平均順位と中央値順位との乖離が目立つアイドルとなりました。

なお,このような傾向にあるアイドルとして,後述する佐久間まゆや前回総選挙でシンデレラガールとなった本田未央がおり,彼女たちは最初期の総選挙ではそこまで順位が高くなかったが,第6回総選挙が1つの転換期となったアイドルです。

 

第4位:神谷奈緒

 

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図16 神谷奈緒の総選挙順位

 

平均順位:18.75位(1~8回) → 17.11位(1~9回)
中央値順位:16.0位(1~8回) → 16.0位(1~9回)

大躍進です。
これまでの総選挙において,最高順位は第2回の11位。それ以降は毎回15位~20位の間を行き来していた彼女が4位となりました。

この理由については色々考えられますが,彼女は「トライアドプリムス」というユニットが関係したと考えられます。

トライアドプリムスは

  • デレマスというコンテンツにおける,Coolの顔である3代目シンデレラガールの渋谷凛
  • 今回の総選挙で下馬評段階からシンデレラガールになると言われていた北条加蓮

神谷奈緒の3人組であり,Coolユニットの代表とも言えるユニットです。

そして,総選挙においては,ユニットの誰かが上位に行くと,他のユニットメンバーも上位に行くという傾向があります。

特に顕著なのはニュージェネレーションの島村卯月渋谷凛本田未央の3人です。

渋谷凛がシンデレラガールとなった第3回総選挙では,前回前々回と29位だった島村卯月が4位。前回前々回と圏外だった本田未央が5位となりました。

同様に,島村卯月がシンデレラガールとなった第5回総選挙では,その前の総選挙で順位を18位と落とした本田未央が6位となりました。

いうなれば,ユニット単位で応援するプロデューサーにとって,ユニットメンバー全員がシンデレラガールになって欲しいという考えがあり,今回の神谷奈緒の順位は次回以降の総選挙への布石であると考えられます。

 

第5位:高垣楓

 

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図17 高垣楓の総選挙順位

 

平均順位:5.8位(1~8回) → 5.7位(1~9回)
中央値順位:5.0位(1~8回) → 5.0位(1~9回)

私の担当にして,シンデレラガール総選挙最強のアイドルです。

シンデレラガールになると次回以降の総選挙で順位を下げるという傾向をただ1人無視し続け,総選挙楽曲と呼ばれる,総選挙で高順位となったアイドルで構成されたユニット楽曲を今回の結果を含めると6回歌うという,はちゃめちゃな強さを誇るアイドルです。

あまりの強さに,次回総選挙では殿堂入り扱いで参加できないのでは? と思ってしまうくらいのアイドルです。

 

第6位:高森藍子

 

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図18 高森藍子の総選挙順位

 

平均順位:20.4位(1~8回) → 18.8位(1~9回)
中央値順位:19.0位(1~8回) → 18.0位(1~9回)

彼女も順位としては大躍進と言えますが,過去の記事でお話ししましたように,彼女はPassion所属のアイドルの中では第8回総選挙時点で本田未央の次に平均順位が高いアイドルであり,本田未央がシンデレラガールとなった後の総選挙において,Passionの柱として総選挙を戦うべきアイドルでした。

この意味では,彼女のこの順位はある種当然のものともいえます。

一方で,私がCool一強を予想し,実際その通りとなった今回の総選挙において6位という順位を取ったというのは,ひとえに高森藍子Pの皆様の選挙活動の賜物と存じます。

 

第7位:佐久間まゆ

 

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図19 佐久間まゆの総選挙順位

 

平均順位:16.25位(1~8回) → 15.22位(1~9回)
中央値順位:12.0位(1~8回) → 8.0位(1~9回)

前述しましたように彼女もまた,一ノ瀬志希同様にデレステのサービス開始が影響を与えたアイドルと言えます。

一ノ瀬志希と異なるのは,合同開催が始まった第7回ではなく,楽曲総選挙が行われた第6回総選挙が転機となったアイドルであると言うことです。

これは,本田未央も同様です。

楽曲総選挙についての詳細な説明は割愛しますが,これは,第6回総選挙において各タイプ1位のアイドルに楽曲総選挙1位のユニット曲を歌わせることができるというものであり,
言うなれば,「Tulip」をCute,Passionの誰に歌わせるかが,第6回総選挙では1つの争点となった選挙でもありました。
そして,TulipはLiPPSというユニットの楽曲であり,LiPPSには一ノ瀬志希も所属しております。

佐久間まゆは,このような背景から総選挙の順位をめきめきと上げてきたアイドルであると考えております。

 

第8位:新田美波

 

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図20 新田美波の総選挙順位

  

平均順位:27.6位(1~8回) → 25.4位(1~9回)
中央値順位:27位(1~8回) → 26位(1~9回)

総選挙の順位という点において,最も躍進したのは彼女です。

彼女は前述した神谷奈緒よりも少し低い25位前後を安定して取っていたアイドルであり,Top10入りはおろか,10番台の順位も第1回総選挙以来取っておりません。

そんな彼女がなぜ,大躍進を果たしたのか。その理由についてはこの後に考察したいと思います。

 

第9位:緒方智絵里

 

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図21 緒方智絵里の総選挙順位

 

平均順位:10.0位(1~8回) → 9.9位(1~9回)
中央値順位:11.0位(1~8回) → 11.0位(1~9回)

彼女は元々から,総選挙において毎回高い順位を取っていたアイドルです。

前回総選挙の段階で,平均順位は夢見りあむを除けば3位であり,今回の総選挙の結果を入れても平均順位4位という極めて高い順位を安定して取っているアイドルです。

一方で,Top10入りは第3回総選挙以来であり,CV枠と私が呼んでいる総選挙の結果によりCVをつけることを意識したアイドル達をある種徹底的に除いた今回の総選挙において考えれば,この順位も納得のものと言えます。

 

第10位:速水奏

 

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図22 速水奏の総選挙順位

 

平均順位:25.0位(1~8回) → 23.1位(1~9回)
中央値順位:25.0位(1~8回) → 22.5位(1~9回)

正直に申し上げれば,彼女のTop10入りは予想外でした。付け加えれば,8位の新田美波もです。

これは,Passionのもう1人の柱として城ヶ崎美嘉がランキング入りすることや,ボイスアイドルオーディションではなく,従来通りシンデレラガール総選挙でCVをつけることを目指したアイドル,特に藤忍がTop10入りすることを予想したためです。

では,なぜ彼女たちがTop10入りしたのか。この理由について考えてみたいと思います。

 

ガチャブーストに連なる新たなブースト?


今回Top10入りしたアイドル達を見てみると,直近に行われた7thライブの影響があるのではないか。と考えるようになりました。

例えば,直近である2020年2月に行われた7th大阪ライブでは,

  • 北条加蓮のソロ曲である「薄荷」のアコースティックバージョン。
  • 新田美波のソロ曲である「Voyage」のアコースティックバージョン。
  • 佐久間まゆのソロ曲である「エブリデイドリーム」と「マイ・スイート・ハネムーン」のアコースティックバージョン。

が披露されました。これらはこれまで発表されていない音源なのはもちろん生バンド。とくに作曲家様がその楽曲を弾くというインパクトから,ライブ終了後もとても反響が大きかった楽曲です。

また,その前の2019年11月に行われた7th名古屋ライブでは,

  • 新田美波速水奏のユニット「デア・アウローラ」が歌う「Secret Daybreak」がサプライズで歌われる。
  • 一ノ瀬志希のソロ曲・ユニット曲が多数歌われ,とくに二宮飛鳥とのユニット曲「バベル」はイントロが特別バージョン。
  • 神谷奈緒のソロ曲が2日間で2曲とも歌われる。とくに「2nd SIDE」は4th以来の披露。

など,DJ KOOさんのインパクトが強すぎたということは置いておいて,ライブ終了後も反響が大きかった楽曲がいくつもありました。

言うなれば,もともとある程度人気のあるアイドル達が,直近に行われたライブで強いインパクトを持つ楽曲が披露された。という見方をすることも可能ではないでしょうか。

そして,この結果,総選挙の順位も上がったという仮説を立てることも可能ではないでしょうか。

総選挙において,選挙期間中のガシャに登場したアイドルが順位を上げるといういわゆる「ガチャブースト」と呼ばれる現象についてはしばしば議題として上がってきました。

しかしながら,前述のようにデレステが総選挙に置いて強い影響力を持った今回の総選挙においては特に,直近の楽曲やライブといったもののブーストについても議論する必要があると今回の総選挙の結果から思いましたので,いずれこの件についてもお話ししたいなと思います。

 

まとめ

以上,まとめに入ります。

  • 推定得票率が3.5%でシンデレラガールになるという傾向は継続。
  • ボイスアイドルオーディションと同時開催となったことで,事実上のボイス付きアイドル総選挙となった。
  • ガチャブーストに変わる新たなブーストとして,楽曲ブーストライブブーストなるものの存在が示唆された。

また,ボイスアイドルオーディションの結果についてですが,公開された順位および票数がTop3だけであることから,統計的にお話しできることが少ないため,今回は割愛させていただきます。

その内何か思いつきましたら,またお話しさせていただきます。


それでは,これにて本記事を締めさせていただきます。

統計の力で,アイマスがもっと好きになる。

紅木弘がお送りしました。

 

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