アイマスを愛するプロデューサーの皆様および統計沼に沈まれている皆様。
将来の夢はアイマスおじさん。
本業と副業を一纏めにしたプロデューサー。
紅木弘です。
SSAで最高を確認してきました!!
2019年9月21日と22日,埼玉はさいたま市にありますさいたまスーパーアリーナにて,
THE IDOLM@STER MILLION 6thLIVE UNI-ON@IR!!!! SPECIAL
が開催されました。
ありがたいことに両日現地参戦できた私は,開催から1週間たった今でも
感動と興奮がさめません!
ライブの感想を述べていたらそれだけで記事がいくらでも書けそうですので,
僭越ながら一言だけ。
赤い世界,ありがとう!!
ミリオンでは北沢志保担当の私ですが,
当ライブで1番印象に残っていることは?と聞かれれば,間違いなくこれです。
本当,ありがとう以外の言葉が出てこないんですよ。
ディレイ公演も開催されるようですのでもう1回見に行きます!
名刺交換はダイマと一緒に......
さて,ここから本題に。
この公演前。私は他のプロデューサー様方と名刺交換に勤しんでおりました。
そこで私は僅かではありますが,このようなモノを名刺と同時にお渡ししておりました。
そう。アイマス統計出張版です!
当ライブはMILLION THE@TER GENERATION (以下,MTG)シリーズのユニットに着目したライブであり,
これらユニットがなぜこのような組み合わせとなったのか。
考察するためのデータをお渡しし,お話しさせていただいきました。
これが,私のダイマです!!
当記事は,こちらのデータを考察した内容第1弾,
Princess編となっております。
トキメいて煌めいてPrincessはひとつになる!!
データ収集方法
まず,当記事の考察には本ブログでもすっかりおなじみとなりました,
牧田翆( @MiDrill )様のアイマスP統計なる同人誌のデータに基づいております。
詳細は当ブログの過去の記事を読んでいただきますと幸いですが,
当同人誌に私も少々協力させていただいており,生データをいただいております。
idolmaster-statistics.hatenablog.com
また,当記事に用いているレーダーチャートの数字が大きいほど,該当する性格に当てはまると回答されたプロデューサー様が多い
ということになります。
STAR ELEMENTS
図1に春日未来,矢吹可奈,田中琴葉の3人で構成されたユニット,
STAR ELEMENTSの性格を示したレーダーチャートを示します。
同図より,春日未来と矢吹可奈の性格は非常によく似ていることがわかります。
話し好きで外向的で好奇心の塊。
一方で計画性は皆無。
色々なことに興味津々な仔犬
という表現がぴったりくるのではないでしょうか?
誰かが手綱を引いてあげないとどこかにいってしまう。
ある意味,そんな危うささえある2人です。
そして,その手綱を引いているのが,
ユニット最年長のお姉さん。田中琴葉です。
他者に協力的で計画性の鬼。
まさに,彼女たち2人のストッパーに適役といってよいでしょう。
気苦労の多そうというイメージからも,彼女の面倒見の良さが浮かんできます。
一方で,田中琴葉はやや内向的でくよくよしがちです。
田中琴葉にも一緒に手を引いてくれる誰かが必要なのです。
まさに持ちつ持たれつ。手綱を引っ張りつつ手を引かれつつ,
STAR ELEMENTSは極めてバランスのよいユニットであると言えます。
トゥインクルリズム
図2に中谷育,七尾百合子,松田亜利沙の3人で構成されたユニット,
トゥインクルリズムの性格を示したレーダーチャートを示します。
同図より,トゥインクルリズムの3人はSTAR ELEMENTSの3人と異なり,
3人がそれぞれ役割を持っていることがわかります。
内向的な七尾百合子を外向的な中谷育が引っ張り,
くよくよしがちな中谷育をポジティブシンキングな松田亜利沙がフォローし,
気の弱い2人に対して七尾百合子が負けん気を発揮する。
それぞれの弱いところをそれぞれが支え合う。
これは,役割が2人と1人にはっきり分かれるSTAR ELEMENTSとは明らかに異なります。
1人の力は小さくても,仲間と一緒なら大きな力になる。
まさに,中谷育が憧れる
アニメに出てくる魔法少女達のような関係と言えます。
彼女たちは立派な魔法少女なのです!
閃光☆HANABI団
図3に高山紗代子,高坂海美,福田のり子,横山奈緒,佐竹美奈子の5人ユニット。
閃光☆HANABI団の性格を示したレーダーチャートを示します。
先ほど示した2ユニットはおろか,MTGで唯一の5人組ユニットですが,
その構成はSTAR ELEMENTSと極めてよく似ています。
すなわち,
先頭を走り引っ張る組である高坂海美,福田のり子,横山奈緒の3人と
後ろで前の組を抑える組である高山紗代子。
ほぼ,STAR ELEMENTSと同様の構成です。
唯一異なるのが佐竹美奈子。
彼女だけは少々特殊です。
ぱっと見は先走り組と同じような性格をしていますが,
計画性は後発組です。
これは,閃光☆HANABI団が5人組である故のことであろうと考察します。
もし,閃光☆HANABI団が佐竹美奈子のいない4人組ユニットだった場合,
このユニットはどうなっていたでしょうか。
おそらく,前を行く3人のパワーが強すぎて,高山紗代子は御しきれません。
極論を言ってしまえば,3人と1人のユニットに見え,バランスの悪さが目立つユニットとなるでしょう。
そこで,前を向きつつも計画性は忘れない佐竹美奈子です。
後ろで手綱を引く高山紗代子と前を全力で突っ走る3人。
佐竹美奈子は彼女たちをつなぐ鎹の役目を担っているのです。
閃光☆HANABI団は高山紗代子がセンターのユニットではありますがその実,
ユニットとして機能するための重心は佐竹美奈子なのです。
Charlotte・Charlotte
図4に徳川まつりとエミリーのコンビ。
Charlotte・Charlotteの性格を示したレーダーチャートを示します。
このユニットは極めてわかりやすいです。
すなわち,
お姉さんであるまつりが妹のエミリーを引っ張る
という明確なコンセプトが見えます。
もちろん,エミリーも決して内向的ではありません。
外向的で好奇心も強い性格です。
ですが,徳川まつりはそれ以上です。
加えてくよくよせず気が強く計画性もある。
無敵かまつり姫!?
と思わずツッコみたくなるような彼女です。
ぱわほーなエミリーをさらにぱわほーな徳川まつりが手を引いて前を走る。
Charlotte・Charlotteはこれまでお話しした3ユニットとは異なる,
超攻撃型ユニットなのです。
コンセプトありき? それともユニットありき?
さて,ここまでPrincess所属の4ユニットを見てきましたが,
これらの結果から,MTGにおけるPrincessのユニットは
ユニットとしてのバランスをどう取るかをしっかり考えられた構成をしていることがわかります。
STAR ELEMENTSや閃光☆HANABI団のように
前をひたすら突き進むアイドルとそれを抑えるアイドルとの組み合わせ。
トゥインクルリズムのように
それぞれが足りない部分をそれぞれが支え合う組み合わせ。
Charlotte・Charlotteのように
計画性を持って突っ走る組み合わせ。
ユニットがユニットとして,バランスやまとまりを持つようにメンバーを選出した結果が見えます。
一方で極論を言えば,
STAR ELEMENTSの田中琴葉と閃光☆HANABI団の高山紗代子を
入れ替えてもユニットとしては成立するはずなのです!
ただ,ユニットコンセプトを考慮した場合,今の組み合わせがベストだった。
すなわちMTGのユニットは,まずユニットコンセプトが先にあったのだと私は考えております。
まとめ
以上,まとめに入ります。
MTGのユニットはユニットとしてのまとまりやバランスのよさを十分に考慮した組み合わせとなっている。
一方で,ユニットコンセプトありきのメンバー構成であり,この組み合わせには熟考に熟考を重ねた結果であると考えられる。
第2弾はMTGのAngel所属ユニットについて考察します。
統計の力で,アイマスがもっと好きになる。
紅木弘がお送りしました。